減感作療法を始めて3年になる。
アレルギー性鼻炎に悩まされ,
皮膚のかゆみにも弱かったわたしが,
3年で経験したことを報告したい。
減感作療法とは
減感作療法とは, 体を徐々にアレルゲンに慣れさせることで, アレルギー反応を軽減する免疫療法の一種だ。 少量のアレルゲンを注射や舌下錠として体内に投与し, 数年に渉って定期的に投与し続け,徐々にアレルギー症状が緩和されることを目指すのである。 対象となるアレルゲンは, ハウスダスト, ダニ, スギなどの花粉。
![](http://option-keep.com/wp-content/uploads/2023/05/OIG.o3pJJU1oEmvSy54q7-1.jpg)
わたしはこれを3年間続けている。
毎週1回から2回耳鼻科へ通院。注射で行っている。
アレルギー反応が強いのか,注射時はそこそこ痛い。
頻繁に通うのが面倒な人は舌下薬でもいいだろう。
わたしのように注射で通う人は,1回700円前後の費用がかかり,
複数のアレルゲンを注射する場合は金額が加算される。
経口薬だと月に5,000円程度かかると聞かされている。
治療前のわたしの状況
小さい頃から年中,鼻炎に悩まされていた。
家人の希望もあって,ネコを飼ってからそれがさらに顕著になっていた。
鼻洗浄,経口鼻炎薬,点鼻薬など片っ端から試してきた。
それなりに楽になる方法もあったが,全て対処療法的なものであって,
季節によっては全身のかゆみや,鼻づまりで眠れなかった。
3年経過してアレルギーはどうなったか
効果はある!
![](http://option-keep.com/wp-content/uploads/2023/05/OIG.ZBiNoZFq.dk2NDR_.jpg)
1番の改善は,鼻の通りが良くなったところだ。
アレルギーによる鼻の血管の腫れが抑えられていて,鼻の通りがいい。
身体のかゆみや,そこからくる皮膚の荒れには全く効果は感じない。
アレルゲンの投与量は順次増えているのが,ゴールにはまだ2年以上かかる。
わたしの場合,投与の間隔が開くと鼻づまりを感じることも多い。
手軽とは言えない治療だが,鼻づまりは本当につらい。
月に数千円で,楽になり人生が違ったものになる。
ぜひ試してもらいたい。近くの耳鼻咽喉科に相談しよう。
Comments