クラウドストレージの結論(2023年5月)

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長年悩んできたクラウドストレージの体制の決着がついた。わたしのお奨めするクラウドストレージの体制と,それまでの変遷をお伝えしたい。

結論:現在のベストな体制

  • Dropbox(有料)2TB
  • BOX(無料)50GB×4
  • iCloud(無料)5GB

Dropbox

ソースネクストが販売する3年ライセンスを購入。現状これが1番安い。
Amazonのセールが狙い目。¥800/月ぐらいで運用可能。
安定性,容量,電気代等考えると,今のところベストだ。
ローカル保存が必要でないので,Mac,PC本体のSSD容量を気にしなくて良い。
2TBもいらない人なら,eBayオークションなどで18GBの永久ライセンスも購入可能。
1,000円程度で購入し,ずっと無料で使用できる。

BOX

BOXは昔は1アカウント50GBの時期があり,複数アカウントを取得。
相互に共有し合うことで,実質200GBを無料で確保できている。
現在は無料で運用できるのが10GBとなっているが,無料では大きめの容量だ。
欠点は,Dropboxほど他サービスが連携に対応していないことだ。

iCloud

iCloudはiOS端末所有者なら全員取得しているだろう。
iOS内のメモ帳同期や他の端末と写真をやりとりする場合の一時保管場所に便利だ。
Dropboxと比べて,安いプランが用意されているところが利点。
欠点は,同期のタイミングが遅いこと,PCブラウザでの確認がしづらいこと,
他ユーザーとの共有設定ができなかったり,難しいこと。

予備

スマホアプリTeraBoxもなかなか便利。広告がウザいが,1TBも無料で使える。
スマホ写真や動画のバックアップと連携に最適。
運営母体がよく分からず,機密性の高いデータのアップロードに不安がある。

結論に至るまでの運用変遷

Dropboxをメインにするまでに,
外付けHDD(ハード・ディスク・ドライブ),
外付けSSD(ソリッド・ステート・ドライブ),
NAS,
Googleドライブを使ってきた。
それぞれのメリットとデメリットを整理するので,Dropboxと併用もしくは2次バックアップを選択する際の判断材料にして欲しい。

外付けHDD

最も安価。1万円ちょっとで4TBを購入可能。安いので複数台用意して多重バックアップできる。
4年程度は安心して使えるが,定期的な買換えとデータのコピーが必要。
物理的に嵩張って邪魔,ケーブルが邪魔,廃棄に手間と費用がかかる。
多重バックアップがなければ物理的な故障リスクがあり不安。
最大の欠点はスマホやタブレットから容易にアクセスできないこと。

外付けSSD

やや高価。1万5千円前後で2TB。だいぶ価格も落ち着いてきた。
HDDより寿命は長いとされるが,安心して使用できるのは5年程度だろう。
定期的な買換えとデータのコピーが必要。
HDDに比べて圧倒的に早く,全保存手段のうち最速。HDDより小型が多く嵩張りにくい。
デメリットはケーブルが邪魔,廃棄に手間と費用がかかること。HDD同様,多重バックアップが必要であり,スマホやタブレットから容易にアクセスできない。

NAS(ネットワーク接続ハードディスク)

NAS本体に,別売りのHDDやSSDを収納接続して使用する。
データ保存に加えて,サーバーやメールサーバーなど様々な機能を有する。
RAIDという技術で,自動的にHDDのバックアップが作成される。
外出先でもスマホやタブレットでデータを確認できるなどの利点がある。
デメリットは筐体が大きいので物理的に邪魔になること。比較的高価(5万円前後の本体と別にHDDやSSDも必要)であること。設置場所での電気代が700〜1,000円ほどかかること。ネットワーク接続になるので速度が低下することが挙げられる。
わたしはSynology社のDS216jという機種を4年ほど使った。
設定に手間がかかったが,設定の完了後は快適に使用できた。

Googleドライブ

200GBの有料版で,¥3,800/年。安い。Googleのサービスだから,様々なデバイスとの連携も楽。
デメリットは同期の反応が遅い。バージョンアップ時に保管場所が変わってしまう。
わたしの環境では,ローカル保存していなかったファイルは破損していて取り出せないものがあった。

その他使ったサービス

OneDrive,SugarSync,TeraBoxなど

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